[mathjax]
今回は2.3で行われた攻撃速度の修正・調整について簡単に検証してみましたので結果を報告したいと思います。
あと、攻撃速度についての各武器アイテムの位置づけについてまとめてみました。
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攻撃速度の修正について
2.3のアップデートで以下のような修正が実施されました。
様々なアイテムの攻撃速度増加量をシンプルに整理しました。この変更が可能になったのは、長く問題となっていた、あらゆる攻撃に追加される0.1秒の遅延が解消されたからです。攻撃速度アイテムが以前よりも劇的にヒーローの攻撃回数を増加させるようになったので、いくつかのアビリティとアイテムに調整が必要になりました。
この攻撃速度アイテムの効果について検証を行いました。
スタッターステップについて
スタッターステップによる0.1秒の遅延のキャンセルによる攻撃速度増加はなくなりました。ただ、スタッターステップしなくていいわけではないので注意。ただ、攻撃速度への恩恵がなくなっただけであり、移動しながら攻撃するためにスタッターステップが非常に重要なスキルであることに変わりはありません。
これまでの攻撃速度
$$攻撃の間隔[s]=\frac{基礎クールタイム}{\frac{攻撃速度(ステータス)[\%]+攻撃速度(アイテム)[\%]}{100}}$$
この基礎クールタイムはほとんどのヒーローで1.4。
バロンやランス、タカは1.4以上の値を持っているとされていました。この基礎クールタイムというのは隠しステータスのようなもので公開されていません。
今回の修正の”シンプルに整理”された攻撃速度というのは、この基礎クールタイムという概念自体がなくなったのかと思いましたが、そうでもなかったようです。
検証条件
- オゾ、ブラックフェザー、ヴォックス、バロンの4ヒーローで検証。
- 攻撃速度は100%、150%、200%の3段階。(アイテム増加分含む)
- リプレイ動画を保存し、ストップウォッチで計測。
- スタッターステップなし。棒立ちで攻撃。
練習モードでクラーケンを殴りにいって、攻撃回数と時間を計測し、攻撃1回に要する時間を調査しました。
リプレイ動画を見ながらのストップウォッチ計測なので、多少の誤差を含んでいると思ってください。
検証結果
結果はこの表に示す通りです。
[table id=43 /]
以前の計算式でいくと、攻撃速度200%で0.7[s]程度になる計算なのですが、検証結果によると0.5[s]程度になっています。※ただし、バロンは除く。
攻撃速度の増加による効果は上昇しているようです。ただ、以前の計算式は0.1秒の遅延込みの計算式だったので、実際にはスタッターステップを用いることで、攻撃速度200%で0.7[s]以上の速さで攻撃していたと思われます。
攻撃速度増加による効果は上昇しましたが、それはスタッターステップの恩恵がなくなったための調整ともいえそうです。
また、検証結果より、バロンとその他3ヒーローの攻撃速度に大きな差があることから、”基礎クールタイム”なる隠れステータスは2.3現在も存在しているようです。
ここで、現在(2.3)の攻撃速度計算についてですが、単純な計算式ではなさそうですね。ヒーローごとの基礎クールタイムはもちろんのこと、200%で2倍という感じでもなさそうです。
これまでと比較して
だいたい攻撃速度調整は半分ぐらいの値になるようになっています。なので、昔の200%(100%+100%)が今の150%(100%+50%)と同じ程度の攻撃速度になっているはずです。
昔の200%=約0.7秒に1回攻撃
今の150%=約0.75~0.8秒に1回攻撃
計算値(昔)と検証値(今)の比較なので、正確なことはわかりませんが、だいだい同じぐらいになっています。ただ、昔はスタッターステップにより攻撃速度が明らかに上昇していましたが、今はスタッターステップによる攻撃速度上昇がありません。
なので、武器ビルドのヒーローは今回の調整でナーフ気味になったと思われます。ただし、スタッターステップが未熟な低階層では武器ビルドのヒーローはバフ気味になっていそうです。
武器アイテムの攻撃速度について
調整後の武器アイテムの攻撃速度については以下の表に示す通り。攻撃速度のみ記載しています。インフはレベル12時点。
[table id=42 /]
この調整のポイントは
- ブレーキング・ポイントの攻撃速度がブレイジングサーボと同じであること。
- ポイズンナイフが相対的に強力になったこと。
- 攻撃速度が一番高いのはトルネードトリガー。
ほとんどのアイテムの攻撃速度がほぼ半分ぐらいに調整されている中、ポイズンナイフは-5%だけというすこし下がった程度。今回のアイテム調整の中で、ポイズンナイフは隠れバフアイテムと言えます。
これまでは武器ビルドの場合、ブレーキング・ポイントはほぼ必須といえるアイテムでしたが、これからはただブレーキング・ポイントを積めばいいというビルドではなくなると思います。ポイズンナイフ、ボーンソーがバフされ攻撃速度UPアイテムの選択肢が増え、ビルドの多様化していくことになりそうです。
ただ、スタックを最大まで貯めれれば、ブレーキング・ポイントが最強なのは間違いないので、ヒーローの特徴と立ち回り次第でビルドすべきです。これは、これまでもこれからも変わりませんね。
ちなみに、オルターカレントは+35%。CPビルドで攻撃速度増加アイテムはこれだけなので高めの調整ですね。
まとめ
- 攻撃速度UPが今までよりも高い効果を発揮するのは本当。
- スタッターステップによる攻撃速度上昇はない。
- 隠れステータス”基礎クールタイム”は存在する。
2.3以降の詳細な攻撃速度計算式はどういう感じになっているのか気になりますねー。
コメント
とっても素晴らしい検証ですね。友達にシェアして伝えたいと思います
by 匿名 2017年4月12日 10:28 PM
そう言ってもらえると光栄です。
もっとサンプル数増やして、計算式でも推測出来たら面白いんですけどねー。
by volvox 2017年4月13日 1:24 AM